モンドセレクションの評価基準?どのような項目があるの?

 

知名度向上・ブランド力の強化・販路の拡大などモンドセレクション受賞には様々なメリットがあります。実際モンドセレクションを受賞することで売上を伸ばした中小企業が多く存在するため、モンドセレクションに出品しようと検討している方も多いのではないでしょうか?しかし、

 

 

「モンドセレクションに出品したいけど、はたしてうちの商品が通用するかのだろうか??」

 

 

と悩んでいる方もいらっしゃるのではないかと思います。というのもモンドセレクションの評価基準は分かりにくく、モンドセレクション対策を立てるのが難しいから。

 

決して安くない費用をかけて出品するのですから、賞は確実にとりたいですよね。そこで今回は、モンドセレクションの評価基準について調査しました。審査方法なども合わせてご紹介しますので、ぜひ出品の際の参考にしてください!

 

 

そもそも誰が審査しているの?審査方法は?

 

審査員について

モンドセレクションには「食品」「スピリッツ&リキュール」「化粧品」「タバコ」など様々なカテゴリーが存在し、カテゴリーに合わせた専門家が審査員として招集されます。例えば食品カテゴリーの場合、ミシュランスターシェフ・製菓マイスター・専門大学講師・栄養コンサルタントなど食の専門家が審査を担当しているんですよ。

 

世界各国から出品された製品に対応するため5大陸の食文化に精通した審査員が選ばれているのも大きな特徴で、国籍もヨーロッパ・日本など様々です。モンドセレクション審査員歴25年以上の大ベテラン審査員も多く存在します。

 

 

審査方法について

食品カテゴリーの場合、「官能審査」と「成分分析検査(ラボ検査)」が行われます。「官能審査」とは視覚・聴覚・ 味覚・嗅覚・触覚を用いて行う審査方法で、8名以上の審査員が20の項目から構成されるテースティングシートを使用して評価を行います。

 

「成分分析検査(ラボ検査)」は「商品ラベル内容」と「分析結果」が対応しているかを確認するために行われ、検査はすべてベルギー政府公認の機関で実施されます。

 

 

 

どんな項目があるの?

 

 

審査項目に関しての詳しい情報は公開されていませんが、2018年から導入された「官能的分析によるコメントおよび観察報告書」によると、官能審査では評価シートを使って、

 

  • パッケージ
  • 見た目
  • 風味
  • 香り
  • 後味
  • 食感 ・口あたり
  • 調和感 ・ 全体的評価

 

 

この7つの評価を行っているようです。成分分析に関しても詳しい分析項目は公表されていませんが、申請時に提出した「成分」「栄養成分」「ラベル画像」の資料などと分析結果が対応しているかを審査されるため、成分分析で高評価を得るためには公正な成分表示や資料作成が重要になってくると考えられます。

 

 

出品商品の評価基準は?

 

官能審査と成分分析検査の評価結果を集計し、点数を算出します。評価は4段階あり、「最高金賞」が一番評価の高い賞となります。

 

最高金賞 90〜100点
金賞 80〜89点
銀賞 70〜79点
銅賞 60〜69点
賞なし 59点以下

 

審査内容や項目は、以前はほとんど公開されていませんでした。そのため出品企業は曖昧な情報をもとに準備・出品するしかなかったわけですが、2018年からは希望者には審査員報告書が発行されることとなり、官能審査の項目に関しては推測することができるようになりました。(※報告書は食品・スピリッツ&リキュール・ビールおよびノンアルコール飲料カテゴリーのみ入手可能)

 

ただし、詳しい項目や基準などは依然として公開されていません。ですから「確実に賞を受賞したいので、詳しい情報が欲しい」という方は、モンドセレクションの審査内容に詳しい専門の代行業者などに相談するのが一番だと思います。

 

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